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ハナシノブ 6月、日当たりの良い草原や林縁に生える多年草。世界的に見ても、阿蘇の限られた地域だけに生息する貴重な植物。その優雅さから阿蘇を代表する野の花となっている。梅雨のころ茎頂に薄紫の美しい花が沢山咲く。 特定国内希少野生動植物種 |
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オオルリシジミ オオルリシジミは本州では絶滅寸前で、今では阿蘇の限られた地域に生息している。クララの自生する標高400~800mの草原で、野焼きが行われている地域に限られている。 野焼きが行われなくなった草原では、かやなどの勢いの強い植物に押されてクララが減少しその結果オオルリシジミも減少する。 |
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ツクシマツモト 6月中旬日当たりの良い草原林縁に生える多年草。国内では阿蘇の限られた地域だけに生育している希少種。茎は直立して高さは50~100cm。梅雨の終わりごろ茎の先端に径5cmくらいの鮮やかなオレンジ色の花が咲く。なでしこの仲間で花びらは5弁である。 |
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アオスジアゲハ アゲハチョウの代表格で全国的にも個体数が多い。暑い日中は湿気の多い地面で給水し体温を調節する。庭の地べたで給水ししりから水を出している。花に群がっているときには近づくとすぐに逃げるが、給水しているときはじっと動かず容易に逃げない。 |
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ノハナショウブ 7月上旬、草原や湿地に生える多年草。初夏60~120cmの茎の頂に紫色の大きな花をつける。外側の弁の根元に幅の狭い黄色の部分が目立ち、和名は野に咲く花菖蒲の意味。 |
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ツマグロヒョウモン 阿蘇の草原を彩るもう一つの蝶・ヒョウモン蝶の仲間は減少傾向にある。これは草原そのものが減少消滅したためである。 絵はツマグロヒョウモンで、オスとメスでは翅の色がちがう。 |
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ヒメユリ 7月上旬、希少種で日当たりの良い草原にはえる多年草。高さ1mほどの茎の先端に濃い赤色の花を1個または数個上向きにつける。花の姿が小さく全体にか細い感じがする可憐な花である。絶滅危惧種に指定されている。 |
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ウラギンヒョウモン 山麓や明るい草原で多く見られるヒョウモンチョウ。 後翅の裏面には白紋が多く、他のヒョウモン類に比べて白っぽく見える。草原を活発に飛び回りあざみなどの花でよく吸蜜する. 6月頃あらわれるが、真夏には一度姿を消し、9月頃再び活動する。 ツマグロヒョウモンほど多くない |
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オキナグサ かつて多く自生していた草地は、農業に関わる手入れにより維持されていた面があり、草刈などの維持管理がなされくなり荒廃したこと、開発が進んだこと、それに山野草としての栽培を目的とした採取により、各地で激減している。植物体から分泌される汁液に触れれば皮膚炎を引き起こすこともあり、誤食して中毒すれば腹痛・嘔吐・血便のほか痙攣・心停止(プロトアネモニンは心臓毒)に至る可能性もある。漢方においては根を乾燥させたものが白頭翁と呼ばれ、下痢・閉経などに用いられる。 春先、根子岳周辺の牧草地に群落して咲く。 |
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オオムラサキ 雑木林にすむ大きなタテハチョウ。羽根の裏面は黄白色~灰白色、表面は黒褐色地に白~黄色の斑紋があり、オスは青紫色に輝く。 林の上を滑降しながら堂々と飛び、時には小鳥を追いかけることもある。樹液によく来る。 大都市の近郊では生息地が減っている。幼虫の食草はエノキ。日本の国蝶とされる。 夏、阿蘇ビジターセンター雑木林で見かける。 |